供給網の脱炭素を加速 産業熱対策で新プログラム始動

3月16日、サステナビリティ分野のコンサルティング企業ERMは、サプライチェーン分析プラットフォームSecaroおよび製薬企業AstraZenecaと共同で「Clean Heat Program」を開始した。複雑なグローバル供給網における低炭素熱への転換を支援することを目的とする。
産業プロセスにおける熱は、世界の温室効果ガス排出量の約18%を占め、脱炭素化の主要な障壁とされる。多くの企業が気候目標を掲げる一方、データ不足、技術的複雑性、資金調達の難しさにより取り組みは停滞している。
同プログラムでは、Secaroの供給網データや分析機能と、ERMの技術的・助言能力を統合し、実装重視の支援を提供する。Secaroは環境データや熱関連の分析、ソリューション提案ツールを提供し、ERMは詳細な熱評価や投資計画、現場実装までを支援する。Secaroのネットワークには8,000以上の企業・供給者が含まれる。
また、資金面ではEUの熱脱炭素基金やオフバランス型の資金調達手段へのアクセスも提供される。AstraZenecaは創設パートナーとして参画し、供給網における排出削減の重点領域として熱対策を推進する。
本プログラムは、Sustainable Markets InitiativeやPharmaceutical Supply Chain Initiativeなど既存の業界連携の取り組みとも連携し、企業間協働を通じた実行力の強化を図る。初期参加企業の登録期限は3月31日とされている。
(原文)ERM, Secaro and AstraZeneca launch Clean Heat Program to accelerate supply chain heat decarbonization
(日本語参考訳)ERM、Secaro、AstraZenecaがサプライチェーンの熱脱炭素化を加速させるクリーンヒートプログラムを開始

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