
6月6日、農林水産省は「農林水産研究イノベーション戦略2025」を公表した。これは、4月に閣議決定された新たな「食料・農業・農村基本計画」に基づく初の研究戦略であり、食料安全保障の強化や持続可能な食料システムの確立を支える技術開発を重視している。
戦略では、スマート農業機械や意思決定支援システムを活用した労働時間の削減と生産性向上、スマート育種支援による品種改良の推進を明記。さらに、国立研究開発法人の強化やスタートアップへの長期的支援、研究開発プラットフォームの形成など、イノベーションの基盤整備も図る。