National Grid、米国の再生可能エネルギー事業をBrookfieldに売却へ

2月24日、エネルギー会社のNational Gridは、米国における陸上再生可能エネルギー事業であるNational Grid Renewablesを資産運用会社のBrookfield Asset Managementおよびその機関投資家パートナーに売却する契約を締結したと発表した。本取引は、National Gridが2024年5月に発表した戦略の一環として、ネットワーク事業への集中とビジネスの効率化を進める重要なステップとなる。

本取引の条件に基づくNational Grid Renewablesの企業価値は17億3,500万ドルと評価されており、最終的な現金対価は取引完了時の調整を経て確定する予定である。同社は、必要な承認が得られた場合、2026年3月期の前半に取引が完了すると見込んでいる。

National Grid Renewablesは、米国において大規模な太陽光発電、陸上風力発電、および蓄電施設の開発・建設・所有・運営を手掛ける企業であり、現在1.8GWの設備が稼働中、1.3GWが建設中である。同社は、英国および米国でガスと電力の供給を行う大手エネルギー企業であり、安全かつ効率的なエネルギー供給に加え、技術革新を通じた業界の変革にも取り組んでいる。

【参照ページ】
(原文)Sale of National Grid Renewables

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