世界銀行、気候変動行動計画を延長 気候関連融資目標を廃止し成果重視へ転換

6月29日、世界銀行グループは、気候変動行動計画(Climate Change Action Plan:CCAP)を延長すると発表した。同時に、これまで掲げてきた気候関連融資比率の目標を廃止し、投入額ではなく成果を重視する枠組みへの移行を進める方針を示した。

WBGは、気候分野の支援について、各国の国家計画や国が決定する貢献(NDC)に基づく「顧客主導」のアプローチを維持すると説明した。また、理事会の要請を受け、独立評価グループ(IEG)がCCAPの評価を実施する。

今回の見直しでは、気候関連便益(Climate Co-benefits)に関する目標である45%目標およびCCAPにおける35%目標を終了する。今後は、開発効果の最大化を目的として、投入指標から成果指標への移行を完了させる方針である。WBGは、今後の進展について、各国の意欲と国際的なコミットメントに沿った支援を通じて実現するとしている。

一方で、WBGは引き続き、①温室効果ガス(GHG)純排出量、②気候リスクへのレジリエンスが強化された受益者数――の2つのスコアカード指標を追跡・報告する。また、成果測定手法の改善を進めるとともに、他の国際開発金融機関(MDB)との連携も継続する。

さらに、気候関連便益を含む進捗状況について、四半期および年次ベースで理事会への報告を継続するとした。今後は、適応、自然資本、汚染分野に関する取り組みの枠組み強化についても検討・協議を進める。

原文:Update on the World Bank Group Climate Change Action Plan

日本語参考訳:世界銀行グループの気候変動対策計画に関する最新情報


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