金融庁、「記述情報の開示の好事例集2024(第2弾)」を発表

12月5日、金融庁は「記述情報の開示の好事例集2024(第2弾)」を公表した。今回のテーマは「サステナビリティに関する考え方及び取組の開示②(気候変動関連等)」である。

金融庁は、投資判断に役立つ情報提供を目的に、2018年から毎年「記述情報の開示の好事例に関する勉強会」を実施している。本事例集は企業にさらなる開示充実を促し、これから取り組む企業には参考となるよう作成されている。

2023年1月に改正された「企業内容等の開示に関する内閣府令」では、有価証券報告書等にサステナビリティに関する記載欄が新設された。これを受け、金融庁は企業、投資家、アナリスト、有識者を交えた勉強会を開催し、効果的な開示方法について議論を進めてきた。

今回の事例集では、企業の開示プロセスや工夫、開示充実化によるメリットを紹介するとともに、投資家や専門家が期待するポイントも取りまとめている。今後は第3回勉強会のテーマを追加し、内容を更新する予定である。

【参照ページ】
(原文)「記述情報の開示の好事例集2024(第2弾)」の公表 (サステナビリティに関する考え方及び取組の開示②)

関連記事

“ランキングのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    2025-4-17

    【新着】EUDR簡素化が公表でどう変わる?最新動向と企業の対応ポイントを整理

    EUにて2024年に導入が予定されていた森林破壊防止規則(EUDR)は、2025年12月への適用延…
  2. 2025-4-16

    IAGとマイクロソフト、最大規模のスコープ3持続可能航空燃料(SAF)契約を締結

    4月2日、インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG)とマイクロソフトは、業界全体のライフ…
  3. 気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    2025-4-15

    気候変動リスクを財務諸表にどう反映する? 開示のポイントと実務対応

    ISSB(国際サステナビリティ基準審査会)やSSBJ(サステナビリティ基準委員会)が気候変動リスク…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る