ブルームバーグ、企業の移行計画を評価する機能を発表

9月19日、ブルームバーグは企業の炭素排出目標への進捗、その目標達成への信頼性、そして移行シナリオが企業の収益にどのように影響を与えるのかを分析する新たなツールを発表した。

本サービスにより、投資家は自らが設定したネットゼロ目標に沿ったポートフォリオの構築が可能となり、低炭素経済への移行によってもたらされる機会を最大限に活用することができる。

金融機関は、移行リスクの管理に加え、ポートフォリオの脱炭素化を目指している。140兆米ドル以上の資産を運用する多数の資産運用会社や銀行が、2050年までにネット・ゼロ排出に向けた投資を誓約している。ブルームバーグの拡充された一連のサービスは、企業の移行計画を評価するためのツールを提供し、進捗状況を測定できる。主な特徴として、約24,000社のカーボン目標指標や67,000社の排出量予測が含まれ、移行の信頼性を評価するツールも提供される。

【参照ページ】
(原文)Bloomberg Expands Climate Solutions to Enhance Corporate Transition Risk Assessments and Help Firms Align Portfolios with Their Net Zero Targets
(日本語参考訳)ブルームバーグ、企業の移行リスク評価を強化し、企業がポートフォリオをネットゼロ目標に合わせられるよう気候変動ソリューションを拡大

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