セブン&アイ、グループ会社への再生可能エネルギー拡大に新会社設立

8月1日、セブン&アイ・ホールディングスは、グループ全体のCO2排出量削減を目的に新たな小売電気事業会社「株式会社セブン&アイ・エナジーマネジメント」を設立した。

セブン&アイグループは、2030年度までにグループ全体でのCO2排出量を2013年度比で50%削減し、2050年度には実質ゼロを達成するという目標を掲げている。新会社の設立により、再生可能エネルギーの導入比率をさらに拡大・加速させることを目指している。

これまで、セブン&アイグループは9,000店舗以上に太陽光パネルを設置し、また遠隔地の太陽光発電所からの再エネ供給を受けるオフサイトPPA(電力購入契約)などの取り組みを進めてきた。これにより、2024年度には店舗運営における電力使用量の約10%に相当する再エネを確保しているが、新会社を通じてさらに再エネを調達し、セブン-イレブンやイトーヨーカドーの店舗をはじめ、グループ事業会社に供給する予定である。このような取り組みにより、グループ全体の国内再エネ比率を2030年度までに約40%に引き上げる計画である。

【参照ページ】
(原文)脱炭素社会の実現に向け、再生可能エネルギーを拡大 新会社「株式会社セブン&アイ・エナジーマネジメント」を設立

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る