スターバックス、6,000以上の店舗を環境配慮型店舗に認定

スターバックス、6,000以上の店舗を環境配慮型店舗に認定

3月20日、スターバックスは、エネルギーや水の節約、廃棄物の転換など、一連の環境影響基準やサステナビリティ機能を満たした「Greener Store」として、現在、全世界で6,000以上の店舗を認定したと発表した。

スターバックスは2018年に「Greener Store」イニシアティブを立ち上げ、米国とカナダの店舗から開始し、2025年までに全世界で10,000店舗の「Greener Store」を達成する目標を設定した。

同社が2023年にプログラムを新たな市場に拡大し、アジア太平洋地域、欧州・中東・アフリカ地域で初のグリーンストアを発表した後、認定グリーンストアの数はこの1年でほぼ倍増し、6,091店舗に達した。スターバックスによると、現在44の市場でグリーンストアを展開しており、インド、香港、インドネシア、マレーシア、ニュージーランド、フィリピン、シンガポール、タイ、台湾、ベトナム、バーレーン、イタリア、フランス、スペイン、コスタリカが新たな市場となる。

グリーンストアとして認定されるためには、店舗は世界自然保護基金(World Wildlife Fund)とSCSグローバルサービス(SCS Global Services)とのパートナーシップにより開発された、エネルギー効率や水管理から再生可能エネルギー、責任ある材料、廃棄物転換に至る8つの環境影響分野に渡る25の要求基準を見事に満たし、外部監査人による検証を受ける必要がある。

この基準を満たすために、店舗はソーラーパネルや水のリサイクルタンクといった要素から、高効率の家電製品や空調システム、低エミッションの塗料やシーリング材といった目に見えにくい特徴まで、さまざまなサステナビリティ機能の組み合わせを採用している。

スターバックスによると、グリーン・ストアの実践は、30%の節水と30%のエネルギー削減を含め、米国における年間運営コストを6,000万ドル近く削減し、2030年までに二酸化炭素排出量、水使用量、埋立廃棄物を50%削減するという同社の「リソース・ポジティブ」なサステナビリティ目標に貢献している。

【参照ページ】
(原文)Starbucks Announces 6,000 Greener Stores Worldwide 

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024-12-4

    2025年に向けたESG投資とインパクト投資の動向予測と戦略

    2024年は、サステナビリティ分野において大きな変化が見られた年である。米国ではトランプ前大統領が…
  2. 2024-12-3

    EU、移行リスク単独の金融への影響は限定的と分析

    11月19日、欧州監督当局(EBA、EIOPA、ESMA)と欧州中央銀行(ECB)は、2030年の…
  3. 2024-12-2

    EU理事会、ESG格付けに関する新規則。格付けの一貫性・透明性・比較可能性を高める。

    11月19日、EU理事会は、ESG格付けに関する新しい規則を採択した。この規則は、EU内でのESG…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る