3月6日、グローバル・プロフェッショナル・サービス・ファームであるEYとハイテク大手のIBMは、新しいサステナビリティ・レポーティング・マネージド・サービス・ソリューションの開始を発表した。サステナビリティ・データの取得、分析、管理、保証対応レポートの提供など、企業が拡大・進化するESG情報開示要件に対応できるようにすることを目的としている。
両社によると、本ソリューションは、EYのアシュアランスの専門知識とIBMのEnviziサステナビリティ・ソフトウェア・ソリューションを統合したもので、EY-IBMサステナビリティ・センター・オブ・エクセレンス(CoE)の拡大を意味する。2023年、EYとIBMは、ESGソリューションを提供し、企業のサステナビリティ関連の事業変革や取り組みを加速、管理、報告できるよう支援することを目的とした協力関係の拡大を発表した。
本ソリューションは、企業による進化する要件に対応するための人材、プロセス、テクノロジーへの継続的な投資や、適切な専門知識を持つ人材の確保などのサステナビリティ報告に関する課題への対処を支援し、また、コンプライアンスのみに焦点を当てるのではなく、長期的な価値の向上を支援することを目的としている。
新ソリューションの主な機能には、サステナビリティ・データを一元管理し、サードパーティや社内外のデータソースと統合したデータ管理、ESG報告やパフォーマンスに関する洞察のための柔軟な報告・可視化ツールを含む報告・分析、自動化されたコンプライアンス・モニタリングと報告を含むコンプライアンスとリスク管理、透明性と説明責任の向上を目的としたステークホルダー・エンゲージメントとコミュニケーション・ツールなどがある。
【参照ページ】
(原文)IBM Commits Up To $45M to Climate Adaptation, Starting With New RFP for Resilient Cities
(日本語参考訳)EYとIBM、新しいエンド・ツー・エンドのサステナビリティ・データ&レポーティング・ソリューションを発表