2月28日、指数プロバイダーであるS&Pダウ・ジョーンズ・インデックス(S&P DJI)は、生物多様性、国連SDGs、気候変動などのサステナビリティ要因を統合したベンチマーク・ソリューションを投資家に提供することを目的とし、S&P 500とGlobal LargeMidCapの旗艦指数に生物多様性に焦点を当てたバージョンを導入することを発表した。
本インデックスは、S&Pが提供するサステナビリティに焦点を当てたベンチマークの拡大を示すもの。S&P500インデックスとGlobal LargeMIdCapインデックスのSDGsに焦点を当てたバージョンの最近のローンチに続き、国連の持続可能な開発目標(SDGs)に沿った企業へのエクスポージャーを提供する。
S&P DJIによると、新しいS&P500生物多様性インデックスとS&Pグローバル・ラージミッドキャップ生物多様性インデックスの構成銘柄は、特定の環境と生物多様性の目標との整合性を反映するように選定・重み付けされる。スクリーニングと選定には、S&Pグローバル・サステイナブル1の自然・生物多様性リスクデータセットが利用される。インデックスの選定と加重は、生態系への影響強度の削減、重要な土地への生態系への影響の割合の制限、特定のSDGsとの整合性、親インデックスと比較したカーボンフットプリントの削減を反映している。
【参照ページ】
(原文)S&P Dow Jones Indices Unveils Biodiversity Benchmarks, Pioneering Sustainable Investment Tools
(日本語参考訳)S&Pダウ・ジョーンズ・インデックス、持続可能な投資ツールの先駆けとなる生物多様性ベンチマークを発表