サムスン電子、家電10モデルで製品カーボンフットプリント認証を取得

1月10日、電子機器世界大手韓国サムスン電子は、DA事業の3つの製品グループのうち10モデルがカーボン・トラストから「プロダクト・カーボン・フットプリント」認証を取得したと発表した。本認証は、カーボントラストが世界標準規格である「PAS 2050:2011」に基づき、製品の炭素排出量を測定・確認したことを証明するものである。

カーボン・トラストは、脱炭素の未来への移行を加速させることを目的とした世界的な気候コンサルティングファーム。英国で設立され、グローバルに活動する本組織は、国際基準に従って製品のカーボンフットプリントを認証している。

サムスン製品は、原材料の採取から製造、流通、使用、最終的な廃棄に至るまで、製品のGHG排出量全体を測定し認証された。

本認証は、欧州で販売されているBMF冷蔵庫3モデル1および「WindFree」家庭用エアコン1モデル2、韓国で販売されている「Bespoke Grande」洗濯機6モデル3の合計10モデルに発行される。

今後、サムスン電子は、測定された数値を基に、当該製品群の後継モデルの生産に伴う炭素排出量を管理・評価する予定である。

【参照ページ】
(原文)Samsung Digital Appliances Obtains the Product Carbon Footprint Certification by the Carbon Trust
(日本語参考訳)サムスン電子、家電10モデルで製品カーボンフットプリント認証を取得

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-8

    IBM、ESGデータプラットフォームにCSRD対応機能を追加

    4月30日、IBMは、ESGデータの収集、分析、報告プ​​ラットフォーム「IBM Envizi」の…
  2. 2024-5-8

    IFRS、EFRAG、ISSB/CSRD報告基準に双方に対応する企業向けガイダンスを発行

    5月2日、IFRS財団と欧州財務報告諮問グループ(EFRAG)は、ESRS-ISSB基準の相互に共…
  3. 2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
ページ上部へ戻る