急速充電EVネットワーク・プロバイダーのElectra、約530億円を調達

急速充電EVネットワーク・プロバイダーのエレクトラが約531億円を調達

1月16日、EVの急速充電プロバイダーであるElectraは、3億400万ユーロ(約490億円)の株式資金を調達したと発表した。同社は本資金で、2030年までに欧州に2,200カ所、15,000カ所の充電ステーションを設置するという目標を支援する計画だ。

今回の資金調達は、フランスにおけるこれまでの充電分野では最大規模であり、ヨーロッパでは2番目の規模である。

2021年に設立され、パリを拠点とするElectraは、急速充電ネットワークを展開し、EV普及の主な障害のひとつを解決することを目指している。Electraのアプリは、顧客の車両、近隣の充電ステーションの空き状況や電力を分析し、最適な充電オプションを推奨する。同社は、フランス、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルク、イタリア、スイス、オーストリア、スペインに約1,000カ所の充電ポイントを配備している。

今回の資金調達ラウンドは、オランダの年金基金サービス・プロバイダーであるPGGMが主導し、BpifranceがそのLarge Ventureファンドを通じて参加したほか、Eurazeo、RIVE Private Investment、SNCFグループ、Serenaを含むこれまでの投資家も参加した。

【参考ページ】
(原文)EV charging startup Electra secures $330 million
(日本語参考訳)EV充電の新興企業エレクトラが3億3000万ドルを確保

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025-8-22

    サステナビリティ開示におけるタクソノミ導入と実務対応のポイント

    2025年8月8日、金融庁は、「2027年版EDINETタクソノミの開発案」を公表した。これは、I…
  2. 2025-8-19

    PR【対談&ワークショップ】第一生命が語る「ESG開示」と「企業価値向上」

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る