Barclays、エネルギー転換に特化した投資銀行チームを新設

Barclays、エネルギー転換に特化した投資銀行チームを新設

11月11日、Barclaysは、コーポレート&インベストメント・バンクにエネルギー移行グループを新設し、エネルギー移行の機会を模索する顧客へのアドバイスや、ネット・ゼロへの道を歩む顧客のサポートを担当することを発表した。

Barclaysがグローバルに展開する天然資源、電力、サステナブル・インベストメント・バンキング、インパクト・インベストメント・バンキングの各チームに所属する業界セクターのスペシャリストで構成される新チームは、水素、炭素回収、再生可能エネルギーから、自然エネルギーに基づくソリューション、再生可能天然ガス、エネルギー転換ファイナンスに至るまで、幅広いエネルギー転換分野の専門知識を有するという。

新チームを率いるのは、エネルギー転換グループのグローバルヘッドに任命されたマイク・コーミエで、投資銀行部門のグローバル共同ヘッドであるキャタル・ディーシーとテイラー・ライトの直属となる。コーミエは、2021年以来、Barclaysのアメリカ大陸におけるエネルギー事業を率いてきた後、新しい職務に就く。  

新チームの設立は、Barclaysが2022年に発表した、2030年末までに2023年までに1兆ドル(約150兆円)の持続可能な移行融資を促進するという目標に続くものである。同社は7月、現在までに870億ポンド(約16兆円)を超えるグリーン・ファイナンスを実施したと発表した。

【参照ページ】
(原文)Barclays establishes new Energy Transition Group to support clients on the path to net zero
(日本語参考訳)Barclays、エネルギー転換に特化した投資銀行チームを新設

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-2

    環境NGO、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力に気候変動株主提案を再提出

    4月15日、環境NGOの3団体は、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力の4社に対し、気候変動株…
  2. MUFG

    2024-4-30

    MUFG、サステナブルファイナンス目標を100兆円に引き上げ

    4月1日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サステナブルファイナンスの実行額目標を…
  3. 2024-4-30

    経産省とJPX、SX銘柄2024として15社を選定

    4月23日、経済産業省と東京証券取引所(JPX)はサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX…
ページ上部へ戻る