Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始

Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始

12月5日、欧州の大手資産運用会社Amundiは、自然資源を保護し、食料主権を確保しつつ、より持続可能で低炭素なモデルへの移行を目指す農業・農産物セクターの欧州企業への融資を目的とした新しいプライベート・デット・インパクト投資戦略、Amundi Ambition Agri-Agro Direct Lending Europe (AAAA)の立ち上げを発表した。

新しい投資戦略は、Amundiの親会社であるCrédit Agricoleグループによる1億3000万ユーロ(約204億円)のコミットメントで幕を開ける。Crédit Agricoleグループは、気候、社会的結束、農業・農産食品の移行という重要な優先課題に焦点を当てた「社会的プロジェクト」の一環として、本プロジェクトを立ち上げた。同戦略の資金調達目標は総額7億5000万ユーロである。

新ファンドは、Amundi Real and Alternative Assetsのプライベート・デット・チームが管理する直接融資によるインパクト戦略を実施し、様々なシニア債、ユニットランシュ債、劣後債を通じて、欧州の農業・農業食品セクターの中小企業、中堅企業、協同組合の発展を支援することを目的としている。

【参照ページ】
(原文)Amundi launches a private debt investment strategy dedicated to the funding of the transition of the European agricultural and agri-food sector
(日本語参考訳)Amundi、農業に特化したインパクト投資戦略を開始

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-20

    SEC議長、ESG株主提案の政治化に警鐘―「企業統治の本質に立ち返るべき時」

    10月9日、米証券取引委員会(SEC)のポール・S・アトキンス議長は、デラウェア大学のジョン・L・…
  2. 【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    2025-10-15

    【特別対談】人的資本が企業価値を作るーANAが実践するサステナビリティ経営戦略に学ぶ(前編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…
  3. 【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    2025-10-15

    【特別対談】サステナビリティ情報開示の進展が企業価値向上を実現。AI/テクノロジー活用への期待(後編)

    本記事は、ESG Journalを運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社(以下シェルパ)のC…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る