10月21日、産業ガスおよびサービスサプライヤーであるAir Liquideと、スウェーデンに本社を置く電力・熱供給会社Vattenfallは、ベネルクスにおける再生可能エネルギー設備容量115MWの新たな電力購入契約(PPA)に調印した。
新しいPPAは、Air Liquideにとってベネルクスで2件目となる大規模な再生可能エネルギー契約である。本契約により Air Liquide が同地域で利用可能な再生可能エネルギー発電容量は27万kWとなり、これは同地域における電力消費量の70%以上に相当する。 Air Liquide は、ベネルクスを拠点とする産業および医療活動の脱炭素化に貢献するだけでなく、この契約により顧客は最終製品の炭素含有量を削減することが可能になると述べた。
また、同地域で締結されたPPAにより、Air Liquideは契約期間中に最大850万トンのCO2排出量を削減できるとしている。
新たに契約される再生可能エネルギーは、オランダ沿岸から約18〜36キロ離れた北海に位置し、Vattenfall、BASF、Allianzが所有するHollandse Kust Zuid(HKZ)で発電される。タービン139基、1.5GWの風力発電所は、2024年にフル稼働する予定である。PPAの契約期間は2026年から15年間。
【参照ページ】
(原文)Vattenfall and Air Liquide sign long-term electricity supply agreement for offshore wind
(日本語参考訳)ヴァッテンフォールとエア・リキード社、洋上風力発電の長期電力供給契約を締結