ダラー・ツリー、店舗電力にコミュニティ・ソーラー・プロジェクトを導入

10月4日、ディスカウントストアのダラー・ツリーと再生可能エネルギー・ソリューション・プロバイダーのDSDリニューアブルズは、ニューヨークのダラー・ツリーとファミリー・ダラーの一部店舗に電力を供給するため、コミュニティ・ソーラー・ポートフォリオを展開する新たな合意を発表した。

本協力関係の下、両社はDSDが建設した42メガワット近い容量の7つのプロジェクトを展開し、ダラー・ツリーはアンカーテナント契約者として発電電力の大半を引き受ける。

両社によると、本ポートフォリオは年間約56GWhのクリーンエネルギーを生み出すと推定され、これは毎年24,000トン以上のCO2を回避することに相当する。プロジェクトのうち2件は現在稼働中で、残りの5件は建設中、2023年秋から順次稼働する予定だ。

本合意は、ダラー・ツリーが2023年初めに発表した、2024年6月30日までに科学的根拠に基づくネット・ゼロ目標を設定するというコミットメントに続くもので、同社は将来の排出削減目標達成のために再生可能エネルギー調達を評価する。両社によると、本コミュニティ・ソーラー・ポートフォリオは、ニューヨークのダラーツリーとファミリーダラーの184店舗のエネルギー需要の29%を相殺する。

ダラー・ツリーは、運営上のエネルギー需要を満たすのに役立つだけでなく、本プロジェクトは様々な地域社会や中小企業向けの太陽光発電プログラムも支援すると述べている。

【参照ページ】
(原文)Dollar Tree and Family Dollar participate in New York solar portfolio to advance sustainability goals and increase community solar access
(日本語参考訳)ダラー・ツリー、店舗電力にコミュニティ・ソーラー・プロジェクトを導入

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