サーキュラー・エコノミーのスタートアップDePolyが1,400万ドルを調達

6月27日、ケミカルリサイクルのスタートアップDePolyは、繊維や消費者包装などの用途に使用されるプラスチックのリサイクルの課題に取り組む同社のソリューションの規模拡大を支援するため、シード資金調達ラウンドで1,230万スイスフラン(約20億円)を調達したと発表した。

共同設立者のサマンサ・アンダーソン最高経営責任者(CEO)、バルディヤ・ヴァリザデ最高技術責任者(CTO)、クリストファー・アイルランド最高技術責任者(CSO)により2020年に設立されたDePolyは、消費者および産業廃棄物後のプラスチックストリームを主原料成分に変換する化学リサイクルプロセスを提供し、複雑なプラスチックストリームの選別・分離・洗浄に伴う高コストや困難さなど、プラスチックのリサイクルを妨げる課題の解決に貢献している。

本技術は、すべてのPETとポリエステル繊維を原料成分に戻すもので、予備洗浄・予備選別・予備溶解・他のプラスチックや材料の分離を必要とせず、室温と標準圧力で作動する。本プロセスから得られる原材料は、新しいバージン品質のプラスチック製品を作るために販売することができる。

同社は現在、複雑なPETやポリエステル・プラスチックの流れを処理する年間50トンのパイロット・プラントを運営しており、商業規模の能力を満たすために年間500トンの能力を持つ新しいショーケース・プラントも建設中である。

【参照ページ】
(原文)Press Release: Deep tech DePoly SA rethinks recycling as it strikes CHF 12.3m seed round to scale its unique recycling technology for plastics
(日本語訳)サーキュラー・エコノミーのスタートアップDePolyが1,400万ドルを調達

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