Novata、プライベート・マーケット投資家がESGパフォーマンスを比較するためのベンチマークを提供開始

Novata、プライベート・マーケット投資家がESGパフォーマンスを比較するためのベンチマークを提供開始

6月12日、プライベート市場のESGに特化したテクノロジープラットフォームであるNovataは、プライベート市場の投資家が同業他社と比較して自社のESGパフォーマンスを評価できるようにすることを目的として、ESGベンチマークの新しいコレクションを開始したことを発表した。

Novataは、S&Pグローバル、フォード財団、資産運用会社Hamilton Lane、社会変革を重視する投資会社Omidyar Networkを含むコンソーシアムが2021年に設立した公益法人で、複数の大手プライベートエクイティ会社や年金基金が支援・助言を行っている。

発売以来、Novataのプラットフォームは強い需要があり、すでに4,000社以上の民間企業と契約している。今年初め、同社は Hamilton Lane が主導し、Microsoftを気候イノベーションファンドを通じて投資家に加え、シリーズB資金調達ラウンドで3,000万ドル(約41億円)を調達したことを発表した。

ベンチマークは、23カ国の企業による3万件以上のデータに基づいている。

Novataは2022年11月にプラットフォームにベンチマークツールを導入し、ユーザーがESGデータを業界平均と比較し、改善の機会を特定できるようにしている。本日のリリースでは、プラットフォームのベンチマーク機能を大幅に拡張し、2022年の報告期間中に50のユニバーサルベンチマークと200以上のセクター別ベンチマークを搭載した。

【参照ページ】
(原文)Set New Standards for ESG Performance with Novata Benchmarks
(日本語訳)NovataベンチマークでESGパフォーマンスの新基準を打ち立て

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成している。今後の動向により内容は随時更新される…
  3. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…

ピックアップ記事

  1. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-8-20

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?(再掲)

    ※2025年5月28日公開済みの記事を一部更新し再掲している。 企業のサステナビリティ関連の…
  2. 2025-8-19

    【PR】9/10 オフライン 『開示規制が変化する中でのESG評価の位置づけと実践事例』

    毎回満員御礼でご好評をいただいているESG Journal 会員向けのESG Journal …
  3. 2025-8-18

    金融庁、EDINET新タクソノミ案公表 27年版ではサステナ情報開示も検討

    8月8日、金融庁は企業の有価証券報告書などで利用される電子開示システム「EDINET」の基盤となる…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る