GenZeroとBCG、投資家向け気候影響評価フレームワークを発表

GenZeroとBCG、投資家向け気候影響評価フレームワークを発表

6月7日、脱炭素ソリューションに特化した投資プラットフォームであるGenZeroは、ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)と共同で開発した新しい気候影響測定フレームワークを発表した。本フレームワークは、投資家が脱炭素投資の気候影響度をグローバルに測定できるようにすることを目的としている。

シンガポールの投資会社Temasekが昨年立ち上げたGenZeroによると、民間資本投資家が気候影響測定を投資プロセスに組み込む必要性が高まっているものの、そのための共通のフレームワークがないことを受け、新フレームワークを導入することになった。

新フレームワークでは、気候変動インパクトの測定において、投資によってもたらされる気候変動インパクトの種類(ソリューションが直接的、間接的、変革的インパクトをもたらすかどうかなど)、気候変動インパクトのシェア(所有権のシェアやバリューチェーン全体での貢献という観点から帰属を決定)、時間枠(インパクトが発生し測定される時期)、異なる考慮事項のバランス(時間経過による気候変動の質、量、コスト間の相互作用を評価)の4点を重要視する。

【参照ページ】
(原文)Investors Can Measure and Maximize Their Climate Impact
(日本語参考訳)GenZeroとBCG、投資家向け気候影響評価フレームワークを発表

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る