6月5日、家電大手のLGエレクトロニクスは、2050年までにすべての電力需要を再生可能エネルギーで100%賄うという目標に向け、一連の重要なマイルストーンを達成したと発表した。
また、LGエレクトロニクスは、CDPと共同でクライメート・グループが主導する、再生可能エネルギー100%に取り組む世界で最も影響力のある企業を集めたイニシアティブであるRE100に参加したことを発表した。RE100のメンバーは、全世界の事業で使用する電力の100%を再生可能な資源から調達することを約束する。
LGは、2050年までに100%再生可能エネルギーに移行するというコミットメントを2021年に発表している。今回発表された新たな目標には、2030年までにすべてのオフィスと製造施設で再生可能エネルギーによる電力使用を60%、2040年までに90%に引き上げ、2050年までに100%に完全移行させるという目標が含まれている。
LGは、再生可能エネルギーの目標達成に向けた取り組みとして、LGのオフィスや製造施設における高効率ソーラーパネルの設置、再生可能エネルギー証書(REC)の取得、再生可能エネルギー電力購入契約(PPA)の締結を挙げている。また、韓国では、LGは韓国電力公社(KEPCO)のグリーンプレミアム(企業が再生可能エネルギーを購入する際に割増料金を支払うこと)を支払う予定である。
【参照ページ】
(原文)LG Electronics joins RE100, aiming to use 100% renewable energy by 2050
(日本語訳)LG、2050年までに再生可能エネルギー100%を目標