5月17日、花王株式会社は、持続可能な社会の実現に向けた活動の目標達成状況に応じて、財務的/構造的特性が変化する、250億円のサステナビリティ・リンク・ボンドを発行することを発表した。
本社債は、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」の重点取り組みテーマの一つ、よりすこやかな地球のために脱炭素社会に向けた取り組みへのコミットメントを示すもので、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブの実現に向けたCO2排出量削減率を評価指標(KPI)とし、2030年の目標から算出した2026年の中間目標を本社債の発行条件を決定するサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)として設定した。事業活動におけるCO2排出量削減に加え、さらに変わりつつある気候に対応した製品・サービスの提供、社会のCO2排出量削減への貢献や、大気中の炭素の固定化により、脱炭素社会へ貢献する。
同社は、本社債の発行を通じて、資本効率を高めて社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会への貢献と事業の発展の両立による企業価値向上をめざす。
【参照ページ】
花王が初のサステナビリティ・リンク・ボンドを発行