花王、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行

花王、サステナビリティ・リンク・ボンドを発行

5月17日、花王株式会社は、持続可能な社会の実現に向けた活動の目標達成状況に応じて、財務的/構造的特性が変化する、250億円のサステナビリティ・リンク・ボンドを発行することを発表した。

本社債は、ESG戦略「Kirei Lifestyle Plan」の重点取り組みテーマの一つ、よりすこやかな地球のために脱炭素社会に向けた取り組みへのコミットメントを示すもので、2040年カーボンゼロ、2050年カーボンネガティブの実現に向けたCO2排出量削減率を評価指標(KPI)とし、2030年の目標から算出した2026年の中間目標を本社債の発行条件を決定するサステナビリティ・パフォーマンス・ターゲット(SPT)として設定した。事業活動におけるCO2排出量削減に加え、さらに変わりつつある気候に対応した製品・サービスの提供、社会のCO2排出量削減への貢献や、大気中の炭素の固定化により、脱炭素社会へ貢献する。

同社は、本社債の発行を通じて、資本効率を高めて社会課題の解決に取り組み、持続可能な社会への貢献と事業の発展の両立による企業価値向上をめざす。

【参照ページ】
花王が初のサステナビリティ・リンク・ボンドを発行

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る