Apollo、約5,361億円のクリーンエネルギー移行戦略を開始

Apollo、約5,361億円のクリーンエネルギー移行戦略を開始

4月26日、世界的なオルタナティブ投資会社であるApolloは、クリーンエネルギーや持続可能な産業への移行に必要な資金を提供する企業への投資を目的とした新しい投資戦略、Apollo Clean Transition Capital (ACT Capital)を立ち上げたことを発表した。新戦略は、Apolloの関連会社および戦略的パートナーからの40億ドル(約5,361億円)の資本をもとに立ち上げられる。

ACTキャピタルの設立は、Apolloが昨年、エネルギー転換と産業の脱炭素化に向けた融資と投資に焦点を当てた持続可能な投資プラットフォームを設立したことに続くもので、同社は5年間で500億ドル(約6.7兆円)のクリーンエネルギーと気候変動資本を展開する目標を掲げ、2030年までに1000億ドル(約13兆円)以上を展開する機会を見出している。現在までに60億ドル(約8,042億円)以上の資金を投入しており、Apolloは、新戦略が他の戦略と連携して2027年の目標達成をサポートすると述べている。

Apolloによると、新戦略は、エネルギー転換、産業の脱炭素化、持続可能なモビリティ、持続可能な資源利用、持続可能な不動産などの分野における機会を対象とした利回りやハイブリッド投資を通じて、「競争力があり、柔軟で、忍耐強い資金」を提供するとしている。

【参照ページ】
(原文)Apollo Launches Clean Transition Capital Strategy to Support Firmwide Target to Deploy $50 Billion by 2027
(日本語訳)Apollo、約5,361億円のクリーンエネルギー移行戦略を開始

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る