3月24日、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)は、委託先運用機関13社が選定した2023年版「優れたTCFD開示」企業を発表した。
運用機関には最大5社「優れたTCFD開示」の選定を依頼するとともに、開示の4項目(ガバナンス、戦略、リスク管理、指標と目標)についても、それぞれ最大3社ずつ優れた開示の選定を依頼した。その結果、28社が「優れたTCFD開示」として選ばれた。
そのうち、4機関以上の運用機関から「優れたTCFD」として高い評価を得た企業は、キリンホールディングス(10機関)、日立製作所(7機関)、リコー(5機関)、伊藤忠商事(4機関)の4つである。
項目別では、「ガバナンス」と「指標と目標」では、三菱UFJフィナンシャル・グループが5票で首位。「戦略」と「リスク管理」ではキリンホールディングスが5票で首位だった。