1月17日、投資運用会社Fidelityは、十分な教育を受けていない学生に教育へのアクセスとサポートを提供することを目的とした、新しい社会貢献活動「インベスト・イン・マイ・エデュケーション(ME)」の開始を発表した。
Fidelityの2億5,000万ドル(約321億円)の出資により開始された本プログラムは、最初の5年間で最大5万人の学生に支援を提供する。
Fidelityによると、本プログラムは、中等教育後の教育とトレーニングに焦点を当て、学生の奨学金と、学位プログラムを修了するためのリソースや卒業後の就職への道筋などの継続的なサポートを組み合わせたものになる。本プログラムの成功は、学生の大学修了率、学生ローンなしで卒業できる能力、高収入の仕事を確保できる能力に基づいて評価される。
本プログラムの主な構成要素は、Fidelity奨学金プログラムで、学生が成功への障害を克服し、大学や修了証書プログラムを無借金で卒業できるよう支援するための個人奨学金、修了間近で授業料や学費の未払いが原因で退学の危機にある学生を支援するための機関助成、エコシステム構築助成、黒人やラテン系、その他十分な教育を受けていない高校生や大学生の卒業率向上に取り組む主要非営利組織向けの助成が含まれる。
本プログラムは、まずボストン、ローリー/ダーラム、ダラス/フォートワースの3地域で開始され、今夏には最初の学生集団を特定する予定である。
Fidelityは、UNCFを含む複数の戦略的パートナーと協力し、本イニシアティブの活動を周知し、最も必要としている学生や地域社会にリソースを提供すると述べている。