UMC、GHGインベントリー構想でサプライチェーンの低炭素化を推進

11月9日、United Microelectronics Corporation(UMC)は、サプライチェーン温室効果ガス(GHG)インベントリーイニシアティブの開始を発表した。UMCは、排出量を測定・管理するためのツールやリソースを提供することで、500社のサプライヤーのGHGインベントリー作成を支援し、2030年までにサプライチェーンの排出量を20%削減するという目標を掲げている。

本取り組みは、開催されたUMCの年次サプライヤーサミットで発表され、GlobalWafers Co, Ltd., Photronics DNP Mask Corp. (PDMC), Merck, Applied Materials, Inc, and KLA Corporationなど200以上のパートナーが集まった。サプライヤーはGHGインベントリープラットフォームを利用し、内蔵されたデータベースと世界標準に沿った方法論に基づいて排出量を自動的に計算することができるようになる。また、UMCが雇用する外部コンサルタントチームは、サプライヤーが削減目標を設定し、その目標に向けて体系的に取り組むことを支援する。UMCは、本プログラムに約310万米ドル(約4.2億円)を投資する予定である。

2017年から2020年にかけて、UMCはトリプルRリーグプログラムを通じて、サプライヤーグループを率いて合計409,000トンものCO2換算量を削減した。今回発表したイニシアティブは、より大きなサステナビリティインパクトのためのパートナーシップという同じ精神に基づいており、規模も野心もより大きなものになる。

【参照ページ】
(原文)UMC drives low-carbon supply chain with GHG inventory initiative
(日本語訳)UMC、GHGインベントリー構想でサプライチェーンの低炭素化を推進

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る