NZIA、目標設定プロトコルV1.0に関するパブリックコンサルテーションを開始

10月31日、Net-Zero Insurance Alliance(NZIA)は目標設定プロトコルのバージョン1.0のパブリックコンサルテーションを開始した。

NZIAは、本プロトコルを再保険引受ポートフォリオにおける初の試みと位置づけている。同プロトコルは、目標設定と報告に対するNZIAの推奨するアプローチの概要と、将来どのように進化していくかを示している。

この発表によれば、公開コンサルテーションは、保険業界や主要なステークホルダーがこのプロトコル第1.0版に対してフィードバックを提供する機会であるとしている。

NZIAターゲット・セッティング・プロトコルの最終バージョン1.0は、2023年1月に開始される予定だ。NZIAの既存会員は、その後、2023年7月までに初期目標を設定し、開示することになる、とNZIAは付け加えている。

さらに、NZIAによれば、プロトコルは、保険ポートフォリオに関連する温室効果ガス排出量(「保険関連排出量」)を測定する世界初の会計基準の立ち上げを踏まえたものである。

【参照ページ】
(原文)Net-Zero Insurance Alliance Launches Public Consultation on Version 1.0 of the Alliance’s Target-Setting Protocol
(日本語訳)ネットゼロ保険アライアンス「目標設定プロトコル第1.0版」の公開コンサルティングを開始

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. 2024-5-2

    環境NGO、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力に気候変動株主提案を再提出

    4月15日、環境NGOの3団体は、MUFG、SMFG、みずほFG、中部電力の4社に対し、気候変動株…
  2. MUFG

    2024-4-30

    MUFG、サステナブルファイナンス目標を100兆円に引き上げ

    4月1日、三菱UFJフィナンシャル・グループ(MUFG)は、サステナブルファイナンスの実行額目標を…
  3. 2024-4-30

    経産省とJPX、SX銘柄2024として15社を選定

    4月23日、経済産業省と東京証券取引所(JPX)はサステナビリティ・トランスフォーメーション(SX…

ページ上部へ戻る