Util、グローバルな事業展開と雇用の加速に向け、約8.7億円を調達

CBOEとルクセンブルグ証券取引所、サステナビリティ・データ・プロバイダー「Util」の株式を取得

11月3日、世界的なサステナビリティ・データ・プロバイダーであるUtilは、グローバルな事業展開と雇用の加速を目的として、シード・ファインディング・ラウンドで600万ドル(約8.7億円)を調達したことを発表した。

本資金調達は、ベンチャー投資家エルドリッジが主導し、ルクセンブルグ証券取引所、CBOEグローバル・マーケッツ、オックスフォード・エンタープライズが参加した。

ロンドンに本社を置くUtilは、金融機関にサステナビリティ情報を提供している。最近立ち上げたプラットフォームでは、国連持続可能な開発目標(SDGs)に対する企業の社会・環境への影響を明らかにしており、ユーザーは5万社の上場企業の影響を調査・比較し、これらの概念に基づいて投資を選別し、個別のポートフォリオレポートを生成することが可能だ。

同社の顧客には、PGIM Quantitative Solutions、Nuveen(TIAA傘下)、Danske Bank Asset Management、Degroof Petercam Asset Management (DPAM), and a.s.r. が含まれる。

本発表は、Utilが重要な上級職の採用を加速させ、継続的な顧客の成長が増加する中で行われたものだ。

【参考ページ】
(原文)UTIL CLOSES $6 MILLION SEED INVESTMENT ROUND LED BY ELDRIDGE
(日本語訳)utiles、eldridgeが主導する600万ドルのシード投資ラウンドをクローズ

関連記事

“導入事例へのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る