Orchard Street、新インパクト・ファンドの手数料をサステナビリティ目標の達成に連動させる

Orchard Street、新インパクト・ファンドの手数料をサステナビリティ目標の達成に連動させる

11月1日、商業用不動産投資運用会社であるOrchard Streetは、同社初のインパクト・ファンドであるOrchard Street 社会・環境・インパクト・パートナーシップ(SEIP)を立ち上げ、9,000万ポンド(約150億円)を出資して最初のクローズを行ったことを発表した。

同ファンドは、測定可能な社会的・環境的インパクトを生み出す可能性を持つ不動産投資機会を対象としている。

インパクトの重点分野には、既存の建物の脱炭素化、地域コミュニティへの投資、空気の質の改善・緑地へのアクセス・健康器具の追加などを通じてその建物で生活し働く人々にとってより健康的な建物にすること、が含まれる。

同社は、パフォーマンス・フィーの30%をファンドの特定のインパクト目標の達成に連動させたと述べている。

同ファンドの基軸となる投資家は、英国の地方政府年金制度のプールの一つであるBrunel Pension Partnershipである。さらに、Orchard StreetのパートナーおよびOrchard Streetのシニアチームのメンバーも、新しいファンドに共同投資のコミットメントをしている。

【参照ページ】
(原文)Orchard Street announces first close of £400 million Impact Fund focused on decarbonisation, community investment and wellness | Orchard Street (orchard-street.co.uk)
(日本語訳)Orchard Street、脱炭素化、コミュニティへの投資、ウェルネスに焦点を当てた 4 億ポンドのインパクト ファンドの初回クローズを発表

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2024-11-22

    SEC、インベスコを誤解を招くESG投資表示で告発、1,750万ドルの罰金

    11月8日、米国証券取引委員会(SEC)は、アトランタ拠点の登録投資顧問会社インベスコ・アドバイザ…
  2. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る