11月1日、ソフトバンクグループの米再生可能エネルギーに特化したプラットフォームであるSB Energyは、現在開発中の太陽光発電プロジェクト4件から約1GWの再生可能エネルギーをGoogleに供給する契約を締結した。
本契約(PPA)による再生可能エネルギーは、テキサス州ミッドロシアンにあるGoogleのデータセンターおよびダラスのクラウド地域の電力として使用される。
Googleの親会社であるAlphabetは、2020年に24/7 CFEの野心を発表し、2030年までに事業全体をカーボンフリーなエネルギーで運営することを目指している。24/7 CFEでの運用とは、同社が事業を展開するすべての地域において、毎日毎時、電力需要とCFEの供給とを一致させることを意味する。
Googleは今年初め、2021年のエネルギー使用量の66%が同目標に沿っていると明らかにしたが、利用可能な再生可能エネルギーの不足、サプライチェーンの混乱や相互接続の課題によるCFE建設の遅れなどの逆風が、目標への進展を遅らせているとも述べている。
PPAは、SB EnergyのOrion 1-3およびEiffel太陽光発電プロジェクトによる再生可能エネルギー120万kWの約4分の3を占め、2024年半ばまでに稼働する予定である。
SB Energyは現在、170万kWの太陽光発電設備を保有・運営しており、同社はインフレ抑制法の成立を追い風に、急速に規模を拡大していると述べる。来年初頭までに、さらに130万kWの太陽光発電設備の建設に着手する予定である。
【参照ページ】
SB Energy Inks 942 MW PPA with Google to Power Data Center