Measurabl、ユーティリティ分析プラットフォームWegoWiseを買収

Measurabl、ユーティリティ分析プラットフォームWegoWiseを買収

9月1日、商業用不動産に特化したESGデータ管理ソリューションプロバイダーのMeasurablは、AppFolio, Inc.からユーティリティデータの自動化と住宅用不動産ソフトウェアプラットフォームのWegoWiseを買収したことを発表した。

WegoWiseは、クラウドベースのユーティリティ分析ソフトウェアを提供し、事業主が建物の効率を理解、追跡、改善し、ユーティリティ関連の運用および資本支出の決定を行うことで、サステナビリティ報告の作成を可能にする。本プラットフォームは、不動産に特化したクラウドビジネス管理ソリューションプロバイダーであるAppFolioによって2020年に買収された。

本発表は、Measurablが4月に脱炭素に特化したスマートビルプラットフォームプロバイダーのHatch Dataを買収したことを含め、今年2件目の買収となる。今回の買収は、Measurablが昨年9月に行った5000万ドル(約70億円)の資金調達に続くもので、本資金調達の目的は、同社のプラットフォームの拡大を加速させ、サステナビリティと脱炭素化のツールに対する世界的に急増する需要に応えるための新サービスの立ち上げを支援することである。

Measurablによると、WegoWorkの買収は、同社のESGプラットフォームに、スケールアップしたユーティリティオートメーションのバックボーンと住宅用不動産ソフトウェアアプリケーションを追加し、ユーティリティデータにアクセスするための障壁をなくすことによって、急速に浮上している一戸建ておよび集合住宅の不動産に関するESGニーズに対応するのに役立つとされている。

また、本取引により、MeasurablのESGサービスが住宅用不動産に拡大されることになる。

【参照ページ】
(原文)Measurabl Acquires WegoWise, Unlocks Utility Data Access and Expands ESG Tech to Residential Real Estate
(日本語訳)Measurabl、ユーティリティ分析プラットフォームWegoWiseを買収

関連記事

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    2025-5-30

    ESGフロントライン:欧州CSDDDの行方:揺れる規制の未来とその影響

    ※本記事は、ESG Journal編集部が注目のニュースを取り上げ、独自の視点で考察してい…
  2. TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    2025-5-28

    TCFD×TNFD統合開示ガイド:いま企業が備えるべき実務対応とは?

    企業のサステナビリティ関連の開示では、TCFD(Taskforce on Climate-rela…
  3. 2025-5-28

    データマラン、サステナビリティ担当者向けグローバル・コミュニティ「Harbor」を発表

    5月14日、ESGに特化したAIソリューションのリーダーであるデータマランは、企業のサステナビリテ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る