Honda、エーザイ等4社、高齢ドライバーの認知機能・運動能力に関する共同研究実施を発表

Honda、エーザイ等4社、高齢ドライバーの認知機能・運動能力に関する共同研究実施を発表

8月12日、本田技研工業株式会社(Honda)、エーザイ株式会社(エーザイ)、国立国立大学法人大分大学(大分大学)、一般社団法人臼杵市医師会(臼杵市医師会)の4社が高齢ドライバーの認知機能や日常の体調変化と、運転能力との関係性について検証をするための共同研究契約を締結したと発表した。大分県臼杵市の65歳以上100名を対象に、9月1日から2023年3月31日まで検証を行う。

本研究は、日常の体調と運転中の状態を常に見守り、一人ひとりに合わせた安全と安心を提供することで、高齢ドライバーの安全と健康の維持向上、またそのご家族や地域の皆さまも安心して生活ができる事故ゼロ社会の実現をめざすという。

本研究では、臼杵市医師会立市民健康管理センターにて健康診断と認知機能テストの一部を、大分大学医学部神経内科学講座にて主に認知機能テストを実施する。認知機能テストには臨床診断のための画像検査と神経心理学的検査に加えて、エーザイの脳の健康度セルフチェックツールを使用する。同時に、日々の体調データを、対象者が装着するウエアラブルデバイスを用いて測定。

また、運転能力を臼杵市医師会立コスモス病院にて、Hondaのドライバー行動・状態モニタリング研究技術を活用したツールを使い計測することで、健康データや日々の体調と運転能力がどのような関係性を有しているのかを検証するという。

【参照ページ】
高齢ドライバーの安全と健康を維持できる社会の実現に向け、認知機能や日常の体調変化と運転能力との関係性検証の共同研究契約を締結
高齢ドライバーの安全と健康を維持できる社会の実現に向け、認知機能や日常の体調変化と運転能力との関係性検証の共同研究契約を締結

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  2. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…
  3. 2024-3-26

    【さくっと読める】ESGスコアとは。基本的知識を解説。

    今月から、サスティナビリティ情報開示で関心の高いテーマについて、さくっと読める解説コラムを発行して…

ピックアップ記事

  1. 2024-4-18

    オーストラリア裁判所、グリーンウォッシュ訴訟でバンガードに有罪判決

    3月28日、オーストラリアの連邦裁判所は、バンガード・インベストメンツ・オーストラリアが、同社のE…
  2. 上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    2024-4-15

    上場企業の40%以上がスコープ3排出量の報告を開始

    4月に発表した、投資データ・リサーチプロバイダーであるMSCIの新しいレポートによると、世界の上場…
  3. SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    2024-4-15

    SBTi、ネット・ゼロ目標における炭素クレジットの役割拡大を認める

    4月9日、科学的根拠に基づく目標設定イニシアティブ(SBTi)は、企業の環境持続可能な行動を気候変…

アーカイブ

ページ上部へ戻る