世界の排出権市場に投資するETFの設定について

世界の排出権市場に投資するETFの設定について

8月30日、TD Asset Management(TDAM)は世界のカーボンクレジット市場へのエクスポージャーを投資家に提供することを目的とした新しい上場投資信託、TDグローバル・カーボンクレジット・インデックスETFの立ち上げを発表した。

温室効果ガスの排出を抑制するカーボン・オフセット・プロジェクトおよび関連クレジットに対する需要は、今後数年間で大幅に増加すると予想されている。これは、企業や事業者がネット・ゼロの目標を打ち出し、自社の絶対量削減努力への橋渡しとして、あるいは排出回避が難しいバランスとしてオフセットに目を向ける傾向が強まっているためだ。

今回の新しいETFは、世界の炭素排出権取引市場の価格に連動するソラティブ・グローバル・カーボンクレジットCADヘッジ指数に連動することを目的としている。

TDAMによると、このETFは、炭素クレジットが歴史的に伝統的な資産クラスと低い相関を示すことから、投資家に分散効果をもたらし、成長する市場へのエクスポージャーを提供するとしている。

【参照ページ】
(原文)TD Asset Management launches new ETF focused on the growing global carbon credit market
(日本語訳)TDアセットマネジメント、世界的に拡大するカーボンクレジット市場に特化したETFを新規に設定

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  3. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…

ピックアップ記事

  1. 2025-7-2

    シェルパ、国際サステナビリティ基準審議会(ISSB)理事・小森氏をゲストにウェビナー「ISSBが示すサステナビリティ情報開示の考え方」を実施

    - ISSB基準に関する最新動向から企業価値向上に向けた戦略的情報開示についてまで、講演と対談を通…
  2. 2025-7-1

    カナダ年金基金、2030年までに4,000億ドルの気候投資

    6月19日、カナダの大手機関投資家であるケベック州貯蓄投資公庫(CDPQ)は、2050年ネットゼロ…
  3. 2025-7-1

    GRI、サステナビリティ報告のデジタル化を促進する新「サステナビリティ・タクソノミー」を発表

    6月19日、GRI(Global Reporting Initiative)は、新たに「GRI S…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る