8月29日、Equinor、Shell、TotalEnergiesの合弁会社Northern Lightsと作物栄養会社Yaraは、史上初の国境を越えたCO2輸送・貯蔵の商業協定に調印したと発表した。
The Northern Lights プロジェクトは、ノルウェー政府の本格的な炭素回収・貯留プロジェクトであるLongshipの輸送・貯留部門として、2020年末に開始された。 Longshipは2020年9月に発表され、政府は本プロジェクトを炭素回収・貯留をパリ協定の気候目標に沿った世界の温室効果ガス排出削減のための必須条件と説明している。
本プロジェクトの第一段階は2024年に稼働する見込みである。年間最大150万トンのCO2を輸送・注入・貯蔵する能力があるという。
本合意では、オランダにあるYaraのアンモニア・肥料工場Yara Sluiskilから排出される80万トンのCO2をオランダで回収・圧縮・液化し、2025年初頭からノルウェー北海の海底下2,600メートルに永久保存するために輸送する予定だ。
第一段階に続き、Northern Lightsは年間合計500万トンの貯蔵能力の拡張を目指しており、現在フェーズ2の最終投資決定に向けて動いている。
【参照ページ】
(原文)Major milestone for decarbonizing Europe
(日本語訳)Northern Lights JVとYara、初の国境を越えたCO2輸送・貯蔵契約を締結