環境省は7月5日、Science Based Targets(以下「SBT」)等のサプライチェーン全体の温室効果ガス排出削減目標の達成に向けた支援事業(「令和3年度サプライチェーンの脱炭素化推進モデル事業」)への参加企業の募集を開始した。
同省は背景を「パリ協定において企業等の非政府主体における排出削減が求められたことから、グローバルに活動を行う大企業を中心にSBT等の脱炭素経営の取組が広がっており、我が国の温室効果ガス排出量を2050年までに実質ゼロとするためには、脱炭素に向けた取組を、個別企業における取組に加えて、サプライチェーン全体に広げていくことが重要」と説明している。
本事業では、参加企業が目標達成に向けた課題に対するコンサルティング等を通じて排出削減対策の検討や実行計画策定を支援し、我が国における排出削減のロールモデル企業の創出とその横展開を目指す。