8月10日、グローバルなプロフェッショナルサービス企業であるDeloitteは、IT世界大手SAPの技術に基づいて構築されたサステナビリティソリューションスイートの提供を開始したと発表した。
本ソリューションには、経済・環境・社会的パフォーマンスに関する洞察を、戦略的意思決定・ビジネスモデル・将来のオペレーションに統合することを可能にする「ESG戦略」、政策や規制の変更に合わせたESG報告の自動化と透明性に基づく意思決定を可能にする「パフォーマンスと報告」、ネット・ゼロ・エミッション計画の加速を支援する「気候と脱炭素」、日々のオペレーションにサステナビリティを組み込み、廃棄物と全体の二酸化炭素排出量の削減に役立つ「持続可能なサプライチェーン」、税制、グリーン調達機会やその他の発展的手段を含む変革に適した資金の特定に役立つ「サステナビリティ金融」が含まれている。
両社は、増加するサステナビリティと気候変動に関する課題への対応を支援するため、能力とソリューションの拡充に取り組んでおり、今回の新サービスはその一環だ。Deloitteは4月、サステナビリティと気候に関する業務に10億ドル(約1,400億円)を投資する計画を発表しており、クライアントを支援し、増大するサステナビリティ関連のニーズに対応するための能力・資産・サービスの拡充に注力している。
【関連記事】デロイト、サステナビリティ・気候変動サービスへの約1,200億円の投資を発表
SAPは今年初め、SAP Cloud for Sustainable Enterprisesを発表し、企業が持続可能性のパフォーマンスを総合的に管理するための同社のソリューション・ポートフォリオを統合した。
【参照ページ】
(原文)Deloitte and SAP Expand Sustainable Operations to Help Clients Successfully Navigate the Rapid Pace of Change in Climate-Driven Transformation
(日本語訳)Deloitte、SAPと共同でエンドツーエンドのサステナビリティ・ソリューション・スイートを提供開始