7月18日、国際的な資産運用会社であるRobecoは、脱炭素化における世界のリーダーを目指すNet Zero 2050 Climate Equities戦略を策定した。
本戦略では、ゼロエミッションに近づいている、またはゼロエミッションを達成しているグリーン産業を対象とする他の気候戦略とは異なり、移行中の企業を特に対象とし、厳しい組み入れ基準を適用するとしている。対象となる企業は、2050年までにネット・ゼロを達成するための明確な道筋を持つ企業や、鉱山機械サプライヤー、自然資産、移行資本プロバイダーなど、他の企業の目標達成を支援する企業などだ。
本ファンドでは、高収益戦略に加え、標準的なインデックスではなく気候変動に特化したMSCIワールド気候変動インデックスをベンチマークとし、カーボンフットプリントと測定パフォーマンスの両方を評価する。
さらに、本ファンドは「公正な移行」に焦点を当て、排出量の多い企業から仕事を奪われる可能性のある労働者の再教育など、社会的な要因も取り入れていく予定だ。
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(原文)Robeco launches pure-play net zero climate strategy