Iberdrola、水関連の目標を含むサステナブルファイナンスを拡大

7月14日、世界的なエネルギー・電力供給会社であるIberdrolaは、同社のウォーターフットプリントに関連した25億ユーロ(約3,500億円)の新たなクレジット・ラインを設定したと発表した。本締結は24の国際銀行からなるコンソーシアムとの間でなされた。

Iberdrolaは昨年、同社の資金調達構造について、グリーン製品や持続可能な製品の割合をますます高めていく計画を発表しており、2025年までに負債の約3分の2を占めると推定されている。本合意により、同社のクレジットラインの90%以上がサステナブルなものとなる。

新しいクレジット・ラインは、発電に使用する水の消費量削減など2つのサステナビリティ指標と、CDPの水に関する格付けの対象となり、指標のパフォーマンスに応じて債務のマージンが上下に調整される。

Iberdrolaは、今回のクレジット・ラインの多くが、国連の持続可能な開発目標(SDGs)7および13への貢献、クリーンで利用しやすいエネルギー、気候変動との闘いにすでに焦点を当てていると述べている。また、SDGs6「清潔な水と衛生」にも貢献することを目指している。

【参照ページ】
(原文)Iberdrola signs a new sustainable credit facility for €2.5 billion at very competitive conditions

関連記事

“CSAセミナー"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. 2025-4-2

    金融業界の95%のCO2排出は「間接的」:資金提供排出の実態

    3月6日、米信用情報大手のEquifaxが新たなブログを発表し、金融機関の温室効果ガス排出の約95…
  2. 2025-4-2

    サステナビリティの課題と機会 – 財務・ITとの連携が成功のカギ

    2月27日、ERM Sustainability Institute、Salesforce、Glo…
  3. ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    2025-4-1

    ESRS開示の実態調査(2024年上半期)から見えた企業が抱える共通課題とは

    CSRD(企業サステナビリティ報告指令)のオムニバス草案が提出され、欧州の開示規則が変わる中、20…

““登録03へのリンク"

ページ上部へ戻る