VC投資家Cathay Innovation、約1,400億円のサステナブル・トランスフォーメーション・ファンドを立ち上げ

7月12日、ベンチャーキャピタル投資家のCathay Innovationは、産業および社会の持続可能な変革を支援するスタートアップ企業に投資する10億ユーロ(約1,400億円)のグローバルファンドを立ち上げると発表した。

Cathayにとって3番目のVCファンドとなるこの新ファンドは、消費者、エンタープライズ・ソフトウェア、AI、インクルーシブ・フィンテック、デジタルヘルス、ニューモビリティ、小売、エネルギーなどのセクターに焦点を当て、500万ユーロ(約7億円)から8000万ユーロ(約110億円)の範囲で投資する予定だ。Cathayは、欧州、アジア、北米を含む主要地域において、リード投資家または共同投資家として、フォローオンラウンドのための準備金を持って投資する。

本ファンドはクローズ時には、世界最大級のマルチステージ・ベンチャーキャピタルファンドとなる見込みであり、Sanofi、TotalEnergies、Valeo、BNP Paribas Cardif、Groupe SEB、Groupe ADP (Paris Aéroport) などの機関投資家や多国籍企業によって支えられている。

【参照ページ】
(原文)Cathay Innovation launches new €1bn fund
(日本語訳)キャセイイノベーションは新しい10億ユーロのファンドを立ち上げます

関連記事

“イベントへのリンク"

おすすめ記事

  1. 2024-4-16

    SSBJ公開草案の重要ポイント解説:今後の気候変動の情報開示はどう動くか

    2024年3月29日、サステナビリティ基準委員会(SSBJ)が国内のサステナビリティ開示基準の草案…
  2. 2024-4-9

    SBTN(Science-Based Targets for Nature)とは。企業のネイチャーポジティブ経営を実現する目標設定の方法論を解説。

    TNFDのフレームワークが公開され、先進企業ではフレームワークに基づく情報開示が進みつつある(20…
  3. 2024-4-2

    【さくっと読める】TNFDの開示とは。重要ポイントを抽出。

    2023年9月、TNFDのフレームワークが完成し公開された。2023年時点でTNFDに基づく開示を…

ピックアップ記事

  1. アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    2024-4-25

    アップルのサプライチェーンの95%、2030年までに100%再生可能エネルギー使用を約束

    4月17日、アップルは、バリューチェーンの脱炭素化という目標に向けて大きく前進していることを発表し…
  2. 2024-4-24

    ダウとP&G、プラスチック・リサイクル技術の共同開発契約を締結

    3月25日、 米国の化学世界大手であるダウと消費財業界大手のP&Gは、プラスチック・リサ…
  3. 2024-4-24

    住商グループとパートナー企業、太陽光発電パネルの再利用・リサイクル実証実験に着手

    3月28日、住友商事、三井住友ファイナンス&リース(SMFL)、SMFLみらいパートナーズ…

ページ上部へ戻る