6月23日、サステナビリティ・データ&テクノロジー企業のESG Bookは、同社のESGデータ・プラットフォームの採用を促進し、新しい製品分野への進出を支援する目的で、シリーズB資金調達ラウンドで3,500万ドル(約47億円)を調達したと発表した。
今回の資金調達ラウンドは、投資会社のエナジー・インパクト・パートナーズ(EIP)が、投資管理会社のメリディアム、世界的な保険会社で資産運用会社のアリアンツのデジタル投資部門であるアリアンツXとともに主導したものだ。
ESG Book(旧Arabesque S-Ray)は、ESGデータ管理、開示、分析のためのデジタルプラットフォームである。同社は2018年に設立され、持続可能な投資、アドバイザリー、データサービスを提供する金融テクノロジー企業グループであるアラベスク・グループの子会社として活動している。
ESG Bookプラットフォームは、金融機関、投資家、持続可能な投資に特化したサービスプロバイダーの同盟によって2021年12月に立ち上げられ、アクセス可能で透明性が高く、比較可能なESGデータの中心的ソース提供を目指している。ESG Bookは、すべての企業、投資家、基準設定者、ステークホルダーが利用できるように作られ、人権、労働、環境、腐敗防止を包含する国連グローバルコンパクトの原則を支持している。
今回の資金調達ラウンドで得た資金は、ESG bookの次世代技術能力を向上させ、クライアントがますます複雑化するサステナビリティの要件に対応できるようにし、同社の事業拡大を進めるために使用される。
【参照ページ】
(原文)Sustainability data firm ESG Book raises $35 mln in latest round
(日本語訳)ESGデータプラットフォームESG Bookが3,500万ドルを調達