6月16日、オルタナティブ投資のスペシャリストであるLGT Capital(LGTキャピタル・パートナーズ)は、インパクトに焦点を当てた同社初のプライベート・エクイティ投資ファンドであるクラウン・インパクトの最終クローズにおいて、5億5000万ドル(約735億円)を調達したことを発表した。
本ファンドは、気候変動対策、包括的な成長、ヘルスケアといった3つの中核的なインパクトテーマに対して投資を行い、従来のインパクトマネージャーとともに共同投資することに重点を置いている。これらの投資機会は、厳格な投資デューデリジェンスに加え、国連の持続可能な開発目標(SDGs)やその基礎となるターゲットおよび指標との整合性を含む影響評価の対象となる。
クラウン・インパクトは、SFDRの第9条ファンドに分類され、ヨーロッパ、ラテンアメリカ、アジア、オーストラリアの年金基金、保険会社、寄付財団、ファミリーオフィスなどの投資家からの強い要望に応えている。
【参照ページ】
(原文)LGT closes first dedicated impact fund on $550m after making $1bn impact investments in the past decade
(日本語訳)LGT Capital、初のインパクトファンドで約735億円の資金を調達