4月5日、JPモルガン・チェースの会長兼CEOであるジェイミー・ダイモンは、株主への年次書簡を発表した。本書簡では、政治的な二極化からウクライナ戦争に起因する世界秩序の再構築などに焦点が当てられている。
同氏は、ウクライナ戦争による世界のエネルギーシステムの崩壊により、安全で信頼できる安価なエネルギー資源を提供する必要が増していると指摘し、2050年までのネット・ゼロ目標を達成するためには長期的なクリーンエネルギーの開発・推進が必要であるとした。本書簡では、国内でのエネルギー生産、特にガスの増産を求めると同時に、クリーンエネルギー源の開発への大規模な投資を促している。
また、クリーンな水素などの代替燃料の開発を含め、グローバルなネット・ゼロ目標を達成するためには、クリーンテクノロジーへの投資を大幅に拡大する必要があることも指摘した。
【参照ページ】
(参考記事)JPMorgan’s Dimon Calls For Increased Gas Production Alongside Massive Investment In Clean Energy Tech
(日本語訳)JPモルガンCEO、年次書簡を発表。クリーンエネルギーへの大規模投資を重要視