DowとShell、CO2排出量の少ない共同技術開発の進捗を報告

shell

オランダのShellとアメリカのDowは6月17日、電気加熱式分解炉の共同開発状況を報告した。
また、オランダ政府から、350万ユーロ(約4.6億円)の補助金の獲得と、開発パートナーとして、オランダ応用科学研究機構(TNO)および持続可能なプロセス・テクノロジー研究所(ISPT)が新たにプロジェクトに参画することも発表した。

両社は、2050年までのカーボンニュートラル達成を目標としている。
現在の石油化学の分解炉(クラッカー)は、二酸化炭素を排出してしまうが、電気加熱式クラッカーは、電気を熱エネルギーに転換し、加熱する方式のため二酸化炭素を排出しない。電気加熱式クラッカーに必要な電力は再生可能ネルギーで調達するとしている。

【参照ページ】DOW AND SHELL TEAM UP TO DEVELOP ELECTRIC CRACKING TECHNOLOGY

関連記事

おすすめ記事

  1. TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    2025-7-10

    TCFD・IFRS・CSRDの移行計画とは:業界別に考える開示ポイント

    ※本記事は2024年10月の内容にGX-ETSに関する内容を追記し再掲載している。(2025年7月…
  2. TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2025-6-11

    TNFD開示を支援する 主要ツール比較と選定ポイント

    2024年にTNFD(自然関連財務情報開示タスクフォース(Taskforce on Nature-…
  3. 進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    2025-6-6

    進化するサステナビリティ開示 ― 傾向から考える“自社の対応状況”

    サステナビリティ情報開示の高度化が急速に進んでいる。TCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)…

ピックアップ記事

  1. SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    2025-8-14

    SSBJ(気候関連開示基準)とGX-ETSの共通点とは?~比較解説と実務効率化~

    日本企業にとって、2026年から「気候変動対応・開示」は、企業価値を左右する重要な経営課題になるで…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 2025-8-11

    バークレイズ、サステナブルファイナンスで累計2,200億ドルを達成

    7月29日、英国大手銀行バークレイズは、2025年上半期のサステナビリティ投資家向けプレゼンテーシ…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る