3月28日、オンライン商取引プラットフォームのShopifyは、二酸化炭素除去ソリューションに取り組む技術系スタートアップ9社との一連のパートナーシップを発表し、ショッピファイ・サステナビリティ・ファンドを通じて、各企業へ多額の二酸化炭素除去費用を支援すると発表した。
Shopifyによるとこの基金は、起業家精神にあふれた技術系企業を支援し、資金調達に役立つ強力な収益源を提供するとともに、その企業から購入するよう明確な市場シグナルを発信している。
提携企業は、direct air capture(DAC)から無機化および貯蔵まで、幅広い炭素除去ソリューションに対応している。DACスタートアップのNoyaとSustaera、ドローンに特化した森林再生企業のDroneSeed、鉱化企業のCarbin Minerals、回収したCO2を使ったコンクリートの製造企業のCarbonBuilt、農業技術のスタートアップLoam、CO2貯蔵ソリューションの44.01、炭素輸送企業のTwelveとRemoraなどである。
Shopifyは、技術やプロセス、規模拡大の計画、購入がもたらす影響の大きさなどの要素に基づいて企業を選定したと述べている。
今回の購入により、Shopifyは3200万ドルの炭素除去の購入を約束し、長期的な炭素除去量は世界で39,000トンを超える予定だ。
【参照ページ】
(参考記事)Shopify to support nine carbon removal firms as part of sustainability fund
(日本語訳)Shopify、持続可能性基金の一部として9つの炭素除去会社をサポート