ESAs、サステナブル・ファイナンス開示規則の適用に関する最新の監督声明を発表

ESAs、持続可能な金融情報開示規則の適用に関する最新の監督声明を発表

3月24日、欧州3監督当局(EBA・EIOPA・ESMA – ESAs)は、サステナブル・ファイナンス開示規則(SFDR)の適用に関する共同監督声明を発表した。これには、新たなタイムライン、タクソノミ規則第5条および第6条に基づく商品開示の明確な定量化に関する期待、および見積りの利用が含まれる。

本声明は、SFDRの効果的で一貫した適用と各国での監督を促進し、公平な競争の場を作り、投資家の保護を目的としている。

ESAsは、各国の所轄官庁および市場参加者が、2021年3月10日から2023年1月1日までの現在の暫定期間を、規制技術基準(RTS)を含む来るべき欧州委員会委任規則の適用準備に充てる一方、SFDRおよびタクソノミ規制の関連措置を監督声明に示された関連適用日に従って適用することを推奨している。

ESAsは、タクソノミ規則第 5 条及び第 6 条に基づき、中間期の開示に対する監督当局の期待は、金融市場参加者が、金融商品の基礎となる投資がどの程度タクソノミと整合しているかを、割合の数値開示を通じて明示的に定量化することであるとしている。

【参照ページ】
(原文)ESAs issue updated supervisory statement on the application of the Sustainable Finance Disclosure Regulation
(日本語訳)ESAs、持続可能な金融情報開示規則の適用に関する最新の監督声明を発表

関連記事

おすすめ記事

  1. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(前編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  2. 2025-8-14

    特別対談:TISFD運営委員・木村武氏 × シェルパCSuO中久保菜穂 「サステナビリティ情報開示の新潮流:TISFDが示す設計思想と、日本企業の対応意義を問う」(後編)

    本記事は、ESG Journal を運営するシェルパ・アンド・カンパニー株式会社のCSuOが、サス…
  3. 【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    2025-8-6

    【新着】ESRS改訂の全体像と今後への示唆ートピック別の変更点の整理ー

    ※本記事は、2025年7月31日時点の情報を元に作成しています。今後の動向により内容は随時更新され…

ピックアップ記事

  1. 2025-10-14

    【PR】10/28 サステナビリティパフォーマンスを重視した情報開示

    ISS ESG評価の視点と実務対応の最前線 ISSコーポレート・ソリューションズ(I…
  2. 2025-10-8

    欧州委員会、サステナビリティ報告関連法規(第三国ESRS)の制定を延期へ

    10月6日、欧州委員会は金融サービス分野における115の「重要ではない2次法(regulatory…
  3. SASBスタンダード対照表の作成ステップ(開示項目一覧表ダウンロード資料付)

    2025-10-7

    SASBスタンダード対照表の作成ステップ(開示項目一覧表ダウンロード資料付)

    サステナビリティ情報開示の質を高めることは、今や重要な経営課題である。単なる開示義務の遵守ではなく…

““登録01へのリンク"

ページ上部へ戻る