3月17日、デルタ航空とエアバスは、水素を動力源とする航空機の開発を共同で検討するための新たな協力協定の締結を発表した。
航空業界は、温室効果ガス(GHG)排出の重要な原因として注目されており、世界全体の排出量の2~3%を占めている。今月初め、投資家向けネットワーク「クライメート・アクション100+」は、IEAの2050年ネット・ゼロ・シナリオに沿うために航空会社が従うべき一連の要求事項をまとめた。その中には、持続可能な航空燃料(SAF)の使用を拡大し、航空旅行全体の増加を抑制する約束が含まれている。
デルタ航空とエアバス社の新しい協力協定では、飛行距離の制限、燃料補給の時間、空港との適合性などの課題の特定、グリーン水素の開発と拡大に必要なインフラの評価、主要な業界関係者との連携構築を含む、水素燃料航空機の実現性の探求に重点が置かれる予定だ。
【参照ページ】
(原文)A decarbonized future for flight: Delta and Airbus collaborate to pull forward the future of hydrogen fuel
(日本語訳)デルタ航空とエアバス社、水素を動力源とする航空機開発で協業