Starbucks、使い捨てカップ廃止計画を推進

Starbucks、使い捨てカップ廃止計画を推進

3月15日、Starbucksは、使い捨てカップをなくすための廃棄物削減活動を進め、再利用可能なカップオプションを世界中のお客様に提供する新しい計画を発表した。

この新しい計画は、Starbucksの年次株主総会に先立ち、サステナビリティに焦点を当てた一連の取り組みとともに発表され、同社のサステナビリティ目標に向けた前進を後押しするものだ。Starbucksは、使い捨て包装からの脱却・再生可能な農法・森林再生・水の補給への投資・廃棄物のリサイクルと再利用の促進・植物由来のメニューの拡大などの戦略に従って、「リソース・ポジティブ」な企業になることを約束した。同社はリソース・ポジティブ戦略の下、2030年の一連のサステナビリティ目標を設定しており、本目標にはオペレーションとサプライチェーンの排出量50%削減、オペレーションとコーヒー生産のための取水量50%の保全または補充、店舗と製造工程で埋め立てられる廃棄物の50%削減、などが含まれている。

この新しい取り組みは、Starbucksが今月初めに発表したシアトルオフィス内にあるSODO 8 Starbucks caféでの初の100%再利用可能カップの店舗に続くもので、昨年シアトル地域のいくつかのテスト店舗で開始した Borrow-a-Cup イニシアティブでは、顧客が再利用可能カップで飲料を注文して1ドルの保証金を払い、カップを返却場所でスキャンして返却すると1ドルが還元されるようになっている。同社は現在、米国・英国・日本・シンガポールを含む世界のいくつかの市場で複数のBorrow-a-Cupと再利用可能なオペレーションモデルをテストしており、今後1年間でさらに国を追加する予定だ。

Starbucksは、米国とカナダの顧客が、カフェ・ドライブスルー・モバイルでの注文と支払いを含むすべての訪問で個人用の再利用可能なカップを使用できるようにすることを目指しており、世界中の顧客がすべての訪問で再利用可能なカップオプションを利用できるようにすることを2025年の目標に掲げている。

【参照ページ】
(原文)Starbucks affirms commitment to a planet positive future through innovation and learnings from store partners
(日本語訳)Starbucks、使い捨てカップ廃止計画を推進

関連記事

“セミナーへのリンク"

おすすめ記事

  1. ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    2024-5-15

    ウェルビーイングとは?5つの要素から企業に求められる対応を解説

    上場企業であれば気候変動の情報開示が当たり前になってきたのと同じく、人材のウェルビーイングの実現に…
  2. CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    2024-5-7

    CSRDとは。日本企業に与える影響と今すぐできる対応を紹介。

    CSRD(Corporate Sustainability Reporting Directive…
  3. ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    2024-4-30

    ESG投資とは。改めて考える重要性とESG経営のメリット・今後の課題

    ESG投資の流れは国内外において拡大を続けている分野であり、注目を集めている。投資家のニーズに応え…

ピックアップ記事

  1. ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    2024-11-18

    ESGセミナー・イベント一覧(2024年11月以降)

    サステナビリティを推進には新しい知見の収集が必須。しかし、必要なセミナー情報を見つけるのに時間がか…
  2. ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント

    2024-11-18

    ISSA5000とサステナビリティ保証:企業が今すぐ始めるべき対応ポイント(再掲)

    サステナビリティ情報、非財務情報、ESGデータなど企業のサステナビリティの取り組みを示す情報は、投…
  3. 2024-11-15

    【PR】12/3 記念イベントESG評価スコア改善『S&Pに聞く!2025年に向けたCSA徹底解剖』 (オンライン)

    いつもESG Journal Japanをご覧いただきましてありがとうございます。 ESG評…

““登録02へのリンク"

ページ上部へ戻る