ゼネラル・ミルズ、ADM、ウォルマート提携 米中西部の小麦4万エーカーで環境再生型農業を推進

7月15日、米食品大手ゼネラル・ミルズと穀物商社ADM、小売大手ウォルマートは、米中西部の小麦栽培地4万エーカーを対象に、環境再生型農業を加速させる戦略的提携を発表した。
今回の取り組みは、ゼネラル・ミルズがADMから調達し、ウォルマートやサムズクラブを通じて販売する製品向けの小麦の主要産地を対象とするもので、サプライチェーンの強靭化と農業コミュニティの支援に向けた3社共通の取り組みと位置づけられる。米農地信託(American Farmland Trust)とダックス・アンリミテッドの技術支援を受け、土壌の健全性や水質、炭素貯留の面で具体的な改善成果を示すモデル事業とする方針だ。
ゼネラル・ミルズとウォルマートは2023年、2030年までに両社が関わる60万エーカーで環境再生型農業を推進することを約束しており、既に米国内の小麦栽培地56万エーカー超で取り組みが進んでいる。世界で約500万エーカーの環境再生型農地を管理する主要小麦供給元のADMも今回加わり、イリノイ、インディアナ、ミズーリの各州で取り組みを加速させる。
ゼネラル・ミルズのサステナビリティ担当シニアディレクター、ジェイ・ワトソン氏は、ウォルマートやADMとの戦略的提携がバリューチェーン全体での協調行動の重要性を示すものだとし、企業が共同で投資することで何が可能になるかを示す事例になればと期待を語った。プログラムでは、ADMが現場での調整役を担い、不耕起栽培やカバークロップといった手法の導入に向け、農家に対する技術支援と資金的インセンティブを提供する。
ADMの最高サステナビリティ責任者(CSO)キャサリン・ピカス氏は、環境再生型農業の成否はバリューチェーン全体にかかっているとし、パートナーシップがこの取り組みを支える力になると述べた。ウォルマートのサステナビリティ担当シニアディレクター、マイケル・ハンコック氏は、農家のニーズに応えながら改善を続けられる真の共有価値アプローチである点が今回の提携の特徴だと説明した。
今回の提携は、2030年までに100万エーカーで環境再生型農業を推進するというゼネラル・ミルズの目標や、少なくとも5000万エーカーの保護・管理・再生を目指すウォルマートの目標、数百万エーカーの土壌保全に取り組むADMの活動をそれぞれ後押しするものとなる。
原文:General Mills, ADM, Walmart Partner to Accelerate Regenerative Agriculture Across 40,000 Midwest Wheat Acres
日本語参考訳:ゼネラル・ミルズ、ADM、ウォルマートが提携し、中西部4万エーカーの小麦畑で再生型農業を加速
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