BASF、CO2ニュートラルなイソシアネートを販売開始。第三者機関も検証

BASF、CO2ニュートラルの初のイソシアネート導入を発表

2月7日、BASFは、メチレンジフェニルジイソシアネート(MDI)のポートフォリオを拡大し、Lupranat ZERO(Zero Emission, Renewable Origin)の販売開始を発表した。 Lupranat ZERO は、プロダクトカーボンフットプリント(PCF)がゼロであり、BASFの工場から顧客のもとに届くまでの間、製品が排出する温室効果ガスと製品が含むバイオベース炭素を合わせてもCO2が発生しない。

第三者機関のTÜV NordによるLupranat ZEROのPCF計算の検証も成功しており、2022年の第2四半期に発売予定。

Lupranat ZEROは、Lupranat M 70 Rに初めて搭載する。用途としては、建設業界におけるMDIポリイソシアヌレートパネルと硬質ポリウレタンフォームの生産に使用する。BASF社は、まずLupranat M 70 RにZEROを導入し、他のLupranat製品のバリエーションも順次導入する。

BASFは、2030年までに温室効果ガス排出量を2018年比で25%削減するという意欲的な目標を掲げている。BASF製品の個々のPCFは、この道筋において重要な役割を果たし、温室効果ガス排出量の透明化を実現する。

【参照ページ】
(原文)BASF expands portfolio of climate friendly products introducing the first isocyanate not carrying a CO2 backpack
(日本語訳)BASF、CO2ニュートラルなイソシアネートを販売開始。第三者機関も検証

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