英NGOのSEUK、社会的投資に関する提言レポート「Reclaiming the Future」を発表

英NGOのSEUK、社会的投資に関する提言レポート「Reclaiming the Future」を発表

1月26日、Social Enterprise UK(SEUK)は社会的投資の提言レポート「Reclaiming the Future」を発表した。同レポートでは、社会的企業の資金不足を問題視し、低金利でのファイナンス手法の拡大を提言した。

同レポートは、「 Social Enterprise 」を、社会または環境ミッションを明言し利益の大半を課題解決への再投資に費やしている組織と定義している。また社会的投資とは、社会的企業への債権もしくは出資の形式でのファイナンスであり、寄附等は含まれないとしている。

SEUKは重要な課題の一つとしてファイナンス不足を挙げており、金融機関にとって投資対象が少ないことを原因としている。そのため、同レポートは解決策として、社会的企業へのファイナンスに対しては期待リターンを低くするよう促している。

具体的には、市場水準リターンを求めるファイナンスと市場水準未満のリターンでよいファイナンスや寄付とを組み合わせた「ブレンデッド・ファイナンス」が重要だとSEUKは述べている。また、同レポートでは、これまで英国でのソーシャル投資を牽引してきた政府系のBig Society Capitalが、市場水準リターンを重視しすぎていることを課題と認識し改革を促している。

【参照ページ】
Reclaiming the Future

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