2月2日、炭素回収・除去の新興企業であるVerdoxは、ビル・ゲイツのBreakthrough Energy Ventures、Prelude Ventures、Lowercarbon Capitalなどの投資家から8,000万ドル(約92億円)の資金調達を発表した。今回調達した資金は同社の電気化学的炭素捕捉技術の開発と展開に充てる。
炭素回収技術は、大気中や産業用途からCO2が放出される前に除去する技術である。炭素回収技術の規模拡大は、世界的な気候変動目標の達成を可能にする鍵と考えられており、この分野は企業、政府、投資家の注目投資分野として発展してきた。
2019年に設立されたVerdoxの技術プラットフォームは、電気を使用して、空気から直接と排出源の両方から二酸化炭素を除去する。同社は、選択した電圧で電流を流すことでCO2の捕獲と供給を制御するエレクトロスイング吸着(ESA)プラットフォーム技術を商業化しており、従来のアプローチと比較して70%のエネルギー節約で産業排出物と大気からCO2を除去する。
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(参考記事)Verdox Captures $80M to Develop Novel Electric Carbon Removal Technology